このような疑問にお答えします。
アプリでTOEIC学習するのが主流になっている今、スタディサプリとabceedは1, 2を争う人気を誇るTOEIC学習アプリです。
本記事ではそんなスタディサプリとabceedを両方使っている筆者が、2つのアプリを様々な観点から徹底比較し、それぞれどんな人におすすめなのか解説していきます。
いきなり結論から言うと、それぞれのアプリがおすすめな人は以下のようにスコア別に分けることができます。
スタディサプリ → TOEIC700点未満の人
abceed → TOEIC700点以上の人
本記事を読めば、スタディサプリとabceedの違いや特徴が明確にわかり、どちらにしようか迷っている人も確実に判断できるようになるはずです。ぜひ、最後まで読んでみてください。
スタディサプリとabceedを比較
まずは、スタディサプリとabceedをざっくり比較してみたいと思います。
スタディサプリ (TOEIC対策コース) |
abceed (abceed proプラン) |
|
月額(税抜き) | ¥2,480〜 | ¥1,500〜 |
動画解説 | ◎ | × |
スコア予測 | × | ○ |
学習記録 | ○ | ○ |
問題レコメンド | × | ○ |
基礎学習 | ◎ | △ |
アプリの使いやすさ | ○ | △ |
無料体験期間 | 7日間 | 3日間 |
おすすめな人 | 700点未満 | 700点以上 |
スタディサプリは、基礎学習・動画解説の充実度やアプリの使いやすさなどの観点から、TOEIC700点未満の初・中級者におすすめです。
なぜなら、初・中級者の場合、動画解説で基礎を概念的に勉強していくスタイルの方が知識やノウハウが定着しやすいからです。
一方abceedは、問題レコメンドで難易度の高い問題を優先的に解くことができ、知識の穴を効率よく埋められるので、中・上級者におすすめになります。
■ スタディサプリ
問題を解く → 解説動画を見る → 補強学習(ディクテーション・シャドーイングなど様々)
■ abceed
AIによるおすすめの問題を解く → テキストの解説を見る
このように、スタディサプリの方が問題を解いた後のフィードバックが充実しています。
abceedは、解答後にテキストの解説を読む程度で、問題をサクサク進めていくイメージです。
スタディサプリの主な特徴
ここからは、スタディサプリの主な特徴を具体的に紹介していきます。
動画解説で基礎を固め、応用まで繋げられる
動画講義はTOEIC満点講師「関先生」です。
難しい文法用語はほとんど使わず、本質的な内容をたったの1本数分の動画に詰め込んで解説してくれるため、書籍の教材よりも圧倒的にコスパ良く学習ができます。
このような動画が、設問単位でついているため、問題を解いていてわからかったところがそのまま放置されるようなことはありません。
さらに、中学英語レベルなどもっと基礎から学びたい人のための講義動画も用意されており、初級レベルの学習で困ることはないです。
ディクテーション・シャドーイングが使いやすい
リスニング学習で欠かせない、ディクテーションやシャドーイングの使いやすさに関してはスタディサプリの方がかなり上です。
以下のように直感的で操作しやすい仕様になっています。
高難易度の問題を優先的に解けないので上級者には物足りない
スタディサプリで出題される問題の中には難問も含まれてはいます。しかし、自分のレベルに合った問題を出題してくれるわけではないので、難易度の高い問題を優先的に解いていくということができません。
なので、800点, 900点台を目指そうとしている上級者の人にとってスタディサプリは少し物足りないないかなと感じるはずです。
あくまでスタディサプリは、基礎固め・TOEIC出題パターンの把握・リスニング力強化・精読力強化などが主な使い道です。
abceedの主な特徴
次にabceedの主な特徴を解説していきます。
問題レコメンドで難易度の高い問題をどんどん解ける
abceedには過去の正答率からAIが、問題を出題してくれる機能がついています。これによって難易度の高い問題を優先的に解いてくことができます。
逆に基本的な問題やすでに正解して理解した問題は出題されないので、効率的な学習ができます。
様々な教材で学習ができる
abceedは、全113冊の教材が使い放題です。
「金のフレーズ」を始めとする特急シリーズや精選模試シリーズなど、人気の教材はほとんど網羅されています。
1冊1,000円〜3,000円する教材が月額1,500円〜でいくらでも使えるというのはかなりお得感がありますね。
しかし、問題レコメンドで様々な教材から問題を出題される場合、教材によって解説の仕方がバラバラになるので、「こういう解説もして欲しいなぁ」と思うことがあります。
テキストの解説は正直読みにくい
abceedは、紙の教材がそのままの内容で収録されているため、講義動画のようなものはありません。
基礎を勉強するためにabceedで書籍の教材を熟読しようとすると正直見づらいですし、頭に入ってきにくいのがデメリットです。
次のように拡大しても右側が見切れてしまいます。
したがって、基礎から学習しようとしている学習者にはあまりおすすめしません。
SNSでの声【スタディサプリ対abceed】
ここでは、スタディサプリとabceedを両方使っている(使ったことがある)ユーザーの声をまとめてみました。
今週の学習ログ。
— 西 達彦 Tatsuhiko Nishi (@nishitatsuhiko) May 10, 2020
abceedは自分の実力に合わせた(TOEICだと860点対策、英検だと準1級対策)の問題が出題されるので、TOEIC本番レベルのスタディサプリの問題をやると易しく感じる!
ネイティブキャンプはキャンペーン中らしくカランメソッドの予約が取りづらくなっているけど、継続が大事! pic.twitter.com/nrRTjq4dAb
少し前から英語学習はスタディサプリとabceedを始めてみた。ゲーム感覚でできるから勉強のハードルがぐっと下がるし、時間測定とか自動で正確にしてくれるからとても良い。
— ねこた (@minimumemo_) September 8, 2020
ディクテーションとかめんどくさくて苦手意識あったけどスタディサプリは楽しくできて良い。値段が少し高いけど。
色んな英語学習アプリを試しています。場所を選ばず、勉強始めるまでのハードルが低いので続けられそうです。
— しょーおわ (@sho_owa) March 23, 2020
無料期間体験した感想。
abceedはTOEIC本番予想スコアが出るのが良い。
スタディサプリは予備校並みの授業受けられてお得感が凄い。
5月の本番に向けてがんばります💪
スタディサプリとabceed比較まとめ
今回はスタディサプリとabceedを徹底比較ということで解説してきました。冒頭でも言いましたが、再度本記事の結論を述べておきます。
スタディサプリとabceedはそれぞれ以下の人におすすめです。
スタディサプリ → TOEIC700点未満の人
abceed → TOEIC700点以上の人
このように現在のスコア別にどっちを使うか分けるのが最善だと思います。
とはいえ、これらはあくまで目安なので、実際に使ってみてからどっちにするか決めるのもありです。
スタディサプリは7日間、abceedは3日間の無料体験ができるので気になった方は使い始めてみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。