- TOEIC Part5が苦手、解き方のコツが知りたい!
- TOEIC Part5対策に有効な勉強法は?
本記事では、このような悩みにお答えします。
まず結論から言うと、Part5の解き方のコツは次のようにシンプルです。
Part5は、文法問題・語彙問題の2種類!
文法問題 → 空欄の前後を見て解く
語彙問題 → 全文を見てから解く
詳細はこの後、解説していきます。そして、本記事ではTOEC Part5対策に有効な勉強法とおすすめの教材も紹介していきます。
本記事を読んで、Part5の解き方のコツや勉強法を押さえていけば、苦手な人でも高得点が狙えます。ぜひ、最後まで読んでみてください。
TOEIC Part5の概要
TOEIC Part5は、短文の穴埋め問題です。
2016年5月の出題形式の変更により、問題数が40問から30問に減らされました。
Part5は、純粋に語彙力や文法の知識が試されるので、勉強した時間分だけ点数が上がりやすいパートとも言えます。
ぜひとも、得点源にしたいパートですね。
TOEIC Part5の出題パターンは2種類!
「TOEIC Part5はいろんな種類の問題があって複雑そう!」って思う人もいるかもしれません。
しかし、Part5の問題は大きく分けると、次のようにたった2種類に集約できるんです。
- 文法問題
- 語彙問題
これら2つの問題パターンについて詳しく説明していきます。
文法問題
文法問題の特徴は、全文を読まなくても解く事ができるということです。
No. 101 Customer reviews indicate that many modern mobile devices are often unnecessarily ——- .
(A) complication
(B) complicates
(C) complicate
(D) complicated
https://www.iibc-global.org/toeic/test/lr/about/format/sample05.html
たとえば、上記の例だと、complication(名詞)、complicates(s付きの動詞)、complicate(動詞)、complicated(形容詞)という、4種類の品詞が選択肢にあります。
空欄の少し前を見ると、〜 devices(名詞) are(be動詞) often(副詞) unnecessarily(副詞)という語順になっているので、次に来るのは(D) complicated(形容詞)とわかります。
※complication(名詞)も正解になりそうですが、空欄の直前にある副詞が修飾できないため適切ではありません
こんなふうに文法問題は、空欄の近くを見るだけで正解を導き出すことができます。
しかし、このような問題を解くためにある程度、基本的な文法知識が必要になります。
「副詞って何?」って思った人はもう少し基礎から文法を勉強した方が良いかもしれません。
そんな人におすすめの教材は記事の後半で紹介しています。
語彙問題
語彙問題の特徴は、全文を読まなければ、解けない問題が多いということです。
単純に選択肢に書いてある単語の意味がわからなければ、その問題は試合終了です。
No. 105 All clothing sold in Develyn’s Boutique is made from natural materials and contains no ——- dyes.
(A) immediate
(B) synthetic
(C) reasonable
(D) assumed
https://www.iibc-global.org/toeic/test/lr/about/format/sample05.html
たとえば、上記の文章全体を読むと、clothingから衣類の話をしていることがわかります。
また、natural materials(天然素材)も合わせると、衣類の材料の話をしていることがわかりますね。
したがって、synthetic dyes(合成染料)で意味が通る(B)が正解となるんです。
このように、語彙問題は単語の意味がわかっていれば簡単ですが、わからないとさっぱりわからないのです。(この問題は難易度が高かったかもです。)
また、語彙問題の中で特に注意したいのが多義語の問題です。多義語は、1つ単語でいくつもの意味を持った単語のことです。
たとえば、「address」という単語一つでも、次のように5通りもの意味があるのです。
address
- 対処する
- 話しかける
- 演説
- 向ける
- 宛名を書く
もし問題として出た場合、どの意味で聞かれているかは、全文読んで文脈で判断しなけれなわかりません。
なので、addressのような複数の意味を持つ単語は、日頃からチェックしておく必要があります。
TOEIC Part5の解き方のコツ
TOEIC Part5で出題される問題のパターンはおおよそ理解できたかと思います。
ここから、具体的なPart5の解き方のコツを解説していきます。
時間配分
TOEIC Part5は、Part7などの長文問題に時間を残しておくことを考えると、10分程度で全て解き切るのが理想です。
したがって、1問あたりにかけられる時間は平均20秒です。
もちろん、この辺は、目標スコアによって変わってきますが、目指すスコアが600点未満の人であれば、Part5全体で15分、1問あたり30秒ほどかけて良いと思います。
早く解こうとしてケアレスミスをしてしまっては本末転倒なので、無理をする必要はありませんよ。
公式問題集のPart5を解くなどして自分が確実に解ける時間はどれくらいなのか、本番までに見極めておくと良いでしょう。
選択肢を見てパターンを判断する
まずは、選択肢をぱっと見て、文法問題なのか語彙問題なのかを見極めましょう。
それによって、問題文を全て読み切るべきかが変わってきます。
次のように、選択肢を見るだけで、文法問題か語彙問題か区別することができます。
(A) they
(B) them
(C) themselves
(D) their
→ 代名詞theyの異なる形が並んでいるので、文法問題
(A) in
(B) on
(C) by
(d) with
→ 前置詞が並んでいるので、文法問題
(A) get
(B) got
(C) have gotten
(D) was gotten
→ getの過去形、現在完了、受け身が並んでいるので、文法問題
(A) conservation
(B) decade
(C) method
(D) bill
→ 全く異なる意味の単語が4つ並んでいるので、語彙問題
上記のように、文法問題か語彙問題の区別ができたら、次のような解き方で、解いていきましょう。
文法問題 → 空欄の前後を確認して解く
語彙問題 → 全文を読んでから解く
ただし、文法問題の中には、次のような例外もあるので、注意してください。
選択肢が接続詞の場合は文法問題ですが、前後の文を読まないと正解することは難しいので、全文を読む必要があります。
TOEIC Part5対策:効果的な勉強方法
語彙問題と文法問題それぞれで、勉強による効果のあらわれ方に違いがあります。
この特徴を押さえた上で、 Part5対策をするのが最も有効な勉強法になります。
語彙問題の場合は、勉強しても点数はすぐには上がりづらいです。
反対に文法問題は、勉強してすぐに点数が上がりやすいです。
これらの特徴をふまえると、次のような勉強法がおすすめです。
- 目標点数が600点未満の人
- 試験まで1ヶ月も勉強時間がない人
→ 文法対策に特化した勉強をする。
- 目標点数が600点以上の人
- 試験までの勉強時間が十分にある人
→ 語彙対策をしっかりやった上で、文法対策をする。
自分の現状と照らし合わせて、上記のように自分にあった勉強法を実践してみてください。
おすすめの教材
Part5の勉強法や解き方のコツが理解できたら、あとは効果的な教材を使って勉強していくだけです。
ここでは、Part5の対策におすすめの教材を紹介していきます。
スタディサプリENGLISH「L&R TOEIC TEST対策コース」
スタディサプリENGLISHは、リクルート社が提供している英語学習アプリです。
その中にTOEIC対策に特化した「TOEIC TSET対策コース」が用意されています。このコースの魅力は次の通りです。
- 「神授業」と呼ばれるTOEIC対策講座で英文法や単語を基礎から解説
- 合計2700語のTOEIC頻出単語を収録した学習コンテンツ
- TOEIC テスト20回相当分の実践問題を収録
この他、長文やリスニング対策もでき、スマホ一台でも完結するためスキマ時間にサクッと勉強ができます。TOEIC対策が総合的にできるアプリです。
ぼく自身も使っていますが、このアプリを使うようになってからは、英語を毎日勉強する習慣がついて、TOEICの点数も100点近く上がりました。
英語を勉強する習慣が中々つかないとか、TOEICの点数が伸び悩んでいる人には、かなりおすすめのアプリですよ。
今なら7日間の無料体験が受けられます。まずは、試しに使い始めてみてはいかがでしょうか?もし、自分には合わないなと思っても、解約は1分もかからず簡単にできます。
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TOEIC公式問題集
Part5対策には、公式問題集の問題を解いておくのもおすすめです。
本番に即した練習をするためには、公式問題集は欠かせません。本書は、本番のテストと同じETS(Educational Testing Service)が作成した2回分のテストが収録されています。
実力チェックや本番前の模擬試験として活用すると良いでしょう。
TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問
TOEIC Part5で高得点を狙うなら、千本ノックのようにTOEICの頻出文法問題をひたすら解くことをおすすめします。
TOEIC試験には、リサイクル問題と言って過去に出された問題が、時間を開けて再び出題されることがあるからです。
本書には、30問の模試のセットが13セット入っています。これを毎日1セットずつやって、3周(合計39セット)はやっておくと、かなり効果がありますよ。
TOEIC テスト 中学英文法で600点!
TOEICスコアがまだ600点にも届いていない人は、文法を基礎からしっかり勉強する必要があります。
でも、文法を基礎から学び直すと言っても、「Forestとか分厚い文法書を読みこまなきゃいけないんじゃないの?」と思うかもしれせん。
しかし、本書のタイトルにもある通り、中学レベルの英文法知識があれば、ある程度の問題が解けて600点まで到達できます。
なんと言っても内容がシンプルでとってもわかりやすいです。「難しい参考書はちょっと…」という人にはおすすめです。
金のフレーズ・銀のフレーズ
Part5では、語彙力がかなり要求されます。語彙力を鍛えるために、TEX加藤さんの「金のフレーズ」「銀のフレーズ」がおすすめです。
基本的に、単語はTOEICの頻出単語を網羅した、単語帳を1冊やりこむと良いでしょう。
まだ、TOEIC向けの単語帳を持っていないという人は1冊持っておくと良いですよ。レベルはおおよそ、次のように分けられます。
金のフレーズ → 目標スコア600点以上
銀のフレーズ → 目標スコア600点未満
まとめ
TOEIC Part5 解き方のコツと効果的な勉強法ということで解説してきました。
Part5の問題というのは、文法問題と語彙問題の2つに分けれられ、それによって全文読むか読まないかという解き方をすれば良いことがわかったかと思います。
また、文法対策の勉強は、即効性があるのに対して、語彙対策はゆっくり時間をかけて行う必要があります。
そして、Part5対策をはじめ、総合的なTOEIC対策におすすめのアプリがスタディサプリENGLISHです。使ったことがないという人は、まずは無料体験から始めてみてください。
本記事で読んだことを参考にして、ぜひPart5高得点を目指してください。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。