- TOEIC Part1で全問正解するための解き方のコツが知りたい。
- Part1対策に有効な勉強法は?
こんな人のための記事です。
本記事では、Part1で全問正解するための解き方のコツと勉強法を徹底解説していきます。
本記事を読むことで、Part1の出題パターンとその対策を理解することができます。
ぜひ、最後まで読んでみてください。
Part1は試験の最初なので、その後の勢いをつけるという意味では最も重要なパートです。
TOEIC Part1の概要
TOEIC Part1は、人物や風景が写った写真を見て、それを適切に描写している表現を4つの音声から選ぶ問題です。
2016年に現在の新形式への改訂があり問題数は10問から6問に減らされました。
とはいえ、たった6問しかないからといって決して簡単なわけではなく、高得点者でも1, 2問は間違ってしまうことがあります。
Part1では、できなかった問題があっても気にせず次のパートに進む冷静さも必要になってきます。
全200問のうちのたった6問!
試験はまだ始まったばかりです。
TOEIC Part1 解き方のコツ
TOEIC Part1の解くには、ある程度のコツが必要になります。
ここでは、その解き方のコツを4つ紹介していきます。
- 目立つところ以外にも注目
- 現在進行と状態を見分ける
- モノが総称で呼ばれる
- 位置関係の表現を押さえる
①目立つところ以外にも注目
まず、次の写真を見てください。
一見すると最初は、中央の自転車に乗っている女性に注意が入ってしまいますよね。
なので、女性や自転車に関することが描写されると思ってしまいます。
ところが、実際の問題では、
Trees are planted along the street.
木々が道路沿いに植えられている
などと、目立たない部分が描写されることがあるんです。
また他に、Some cars are parked along the street.のような描写で出る可能性もあります。
どこのことを言っているか?というと次の赤丸の部分です。目立たないですね。
Part1ではこんなふうに「え!?そこに注目するの!?」というパターンがたまに出るので注意が必要です。
②現在進行と状態を見分ける
写真を見て現在進行していることなのか、それとも状態なのかを見分けることも重要です。
まず下の写真を見てください。
この例だとたとえば、
Some glasses of drink are being served.
いくつかの飲み物が提供されている
ように音声が読まれることがあります。
この表現は一見するとあっていそうですが、写真の描写には合わず不正解です。
なぜなら、「提供されている」は現在進行で行われていないからです。
正解は、
Some glasses of drink have been placed on a table.
グラスに入った飲み物がテーブルの上に置かれている
のような状態を表す表現になります。
ちなみに、次の写真であれば、Some glasses of drink are being served. は正解になります。
この写真はまさに、飲みのものが提供されている最中だからです。
現在進行と状態の違いがわかるとこのような問題に引っかからなくなります。
③モノが総称で呼ばれる
モノの呼ばれ方にも注意する必要があります。
写真に写るモノは具体的なものの名前ではなく、抽象的な名前で呼ばれる場合もあるからです。
たとえば、次のような写真を見た時、A man is playing the piano. という表現を想像するかもしれません。
ところが、次のような表現で音声が読まれる場合もあります。
A man is playing an instrument.
男性が楽器を弾いている
instrumentは「楽器」を表す名詞です。
このように、具体的なものの名称(ピアノ)ではなく、そのものの総称(楽器)が使われる場合もあるのです。
他によく出る総称の例として、次のようものがあります。ここで押さえておきましょう。
- vehicle (乗り物)
- device (機器)
- furniture (家具)
- tool (道具)
- merchandise (商品)
- food (食べ物)
- machine (機械)
個別名称から総称への言い換えは、Part1に限らず他のパートでもよく出ますよ。
④位置関係の表現を押さえる
位置関係を表す表現もPart1では頻繁に登場します。
次の写真を見てください。
この写真だと次のような表現の例になります。
Some merchandises are located on a table.
商品がテーブルの上におかれている
他に例を挙げると
A car is parked in front of an house.
家の前に車が止まっている
こんなふうに位置関係を表す表現はたくさんあります。次によく出るものをまとめたので参考にしてみてください。
- be arranged (並べられている)
- be located (置かれている)
- surround (取り囲んでいる)
- be piled up (積み上げられている)
- side by side (横に並んで)
- face to fafe (向き合って)
- in a line (一列に並んで)
- in a row (一列に並んで)
- in front of 〜 (〜の前に)
- behind 〜 (〜の背後に)
- above 〜 (〜の上に)
- below 〜 (〜の下に)
- along 〜 (〜に沿って)
TOEIC Part1対策に効果的な勉強法
Part1で読まれる英文は比較的短いです。だからこそPart1は簡単だと思っている人は多いかもしれません。
しかし、短いからこそ重要なキーワードを聞き逃してしまうと、答えが全くわからなくなってしまいまうこともあります。
ここでは、短文でも確実に聞き取れるようになるための勉強法を2つ紹介していきます。
かなり効果があるので、余裕があれば両方ともやることをおすすめします。
ディクテーション
ディクテーションは、読まれる英文を書きとるトレーニングです。
これをやることによって英文を単語単位に分解する力がつきます。
音声として流れてくる英文を文字として認識できるので、英文の意味を理解できるようになります。
ディクテーションの効果的なやり方は以下の記事で詳しく解説しています。
ディクテーションの効果的なやり方ってどんなの? ディクテーションってリスニングに一番効果があるの? このような疑問にお答えします。 はじめに自己紹介をすると、ぼくは留学経験などはなく、日本にいながらにし[…]
シャドーイング
シャドーングは、読まれる英文を追いかけるように真似して発音していくトレーニングです。
これをやることによって、正しい発音が身につきます。
正しい発音が身につけば、音として知っている英語が聞き取れるようになるというわけです。
シャドーイングの詳しいやり方や効果は以下の記事で解説しています。
シャドーイングで全然口が回らない!どんな方法が正しいやり方なの? シャドーイングにはどんな効果あるの? こんな人におすすめの記事です。 まずシャドーイングの効果について結論から言うと、英語の総合力(スピ[…]
今回紹介したディクテーションとシャドーイングは、他のリスニングパート対策にも効果的ですよ。
TOEIC Part1の勉強におすすめの教材
Part1はたった6問しかないので、特に教材を使った対策はしないという人は多いかもしれません。
しかし、冒頭でも言ったようにPart1の出来によって、以降のPartに精神的な影響が出る場合があります。
なので、しっかりとした対策が必要です。ここではPart1対策におすすめの教材をいくつか紹介していきます。
TOEIC L&R TEST 初心者特急 パート1・2
本書は基本的な文法や語彙から詳しく解説しているのが特徴です。
主にリスニングが苦手な初心者向けです。
新TOEIC TEST パート1・2 特急難化対策ドリル
本書には、TOEIC Part1, 2の問題を一気にできるドリルが10セット収録されています。
難問を重点的に対策して、Part1を全問正解したい人におすすめです。
スタディサプリENGLISH
スタディサプリENGLISHは、リクルートが提供している英語学習アプリです。
TOEIC学習を総合的にやりたいならこのアプリがおすすめです。
もちろんPart1の問題も多数収録されていますよ。
詳しくは以下の記事で解説しています。
スタディサプリ「TOEIC TEST 対策コース」って実際効果あるの? 使用者の評判や口コミが知りたい コンテンツはどんな感じ?メリット・デメリットは? 本記事では、このような疑問にお答えします。 ま[…]
まとめ
TOEIC Part1の解き方のコツと勉強法ということで、ここまで解説してきました。
何度も言いますが、Part1の問題は意外と難問も多く、試験の最初から足もとをすくわれてしまうことがあります。
しかし、本記事で紹介した解き方のコツを押さえておけば、全問正解を狙うことは難しくないと思います。
Part1で全問正解して勢いをつけていきましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。