- TOEIC500点のレベルは?勉強時間はどれくらい必要?
- TOEICで500点を取りたいけど、どんな勉強法が良いの?
- TOEICで500点を取るための、コツやテクニックってあるの?
本記事では、これらの疑問に答えていきます。
ぼく自身、今でこそTOEIC750点で、会社で外国人と英語を使ったやりとりができるほどの英語力がありますが、最初はTOEIC400点もなかったです。
では、どのようにして、TOEIC500点を突破できたのか?
結論から言うと、正しい戦略と勉強法を実践すれば、TOEIC500点は簡単に突破することができます!
本記事を読むことで、TOEIC500点を突破するための、正しい戦略と勉強法を知ることができ、TOEICの点数をグーンと伸ばすことができるでしょう!
TOEIC500点ってどれくらいのレベル?
- 英検で言うと、2級程度のレベル
- TOEIC受験者の平均スコアよりやや低い
英語をなんとなく聴き取れたり、まとまった短い文章が読め、ある程度、英語の基礎力はついているレベルと言えます。
「英語活用実態調査2019」によると、企業が新入社員に対して、期待するスコアが平均535点ですから、就活で企業に評価してもらうためには、500点オーバーは欲しいところですね!
TOEIC500点を達成するために必要な勉強時間
現時点のスコアが何点かによって、必要な勉強時間は変わってきます。
TOEICの点数を100点あげるのに、必要な勉強時間が約200時間と言われていますから、ざっくり計算すると、以下の目安となるでしょう。
現在スコア | 必要な勉強時間 |
200点 | 約600時間 (約6ヶ月) |
300点 | 約400時間 (約4ヶ月) |
400点 | 約200時間 (約2ヶ月) |
( )の中は、1日3時間勉強した場合で、かかる月数を計算しています。
TOEIC500点を簡単に突破する勉強法
TOEICの点数を上げるために、最も有効な方法は、次の3つです!
- スタディサプリを使って、TOEICテストを実践的にやってみる
- 文法の基礎を徹底的にやる
- TOEICに出題されやすい、基本的な単語を覚える
具体的に解説していきます。
スタディサプリを使って勉強する
スタディサプリは、リクルートが提供している学習支援サービスです。
その中でもTOEIC受験対策に特化した、スタディサプリTOEIC L&R TEST対策コースを使うことをおすすめします。
このスタディサプリを使うメリットは、次のとおり!
- スマホ一台でスキマ時間に勉強できる
- 話題の神授業が受けられる
- TOEICテスト20回相当の演習問題
- シャドーイング・ディクテーションに対応
中でも、注目すべきは、シャドーイング・ディクテーションに対応しているということ!
これらは、リスニング力を上げるのに、最も即効性がある方法と言われています。
- シャドーイング:英語の音声を聴いて、追いかけるように発音すること
- ディクテーション:英語の音声を聴いて、それを書き出すこと
では、なぜシャドーイング・ディクテーションがリスニング力の向上に効果が高いのかと言うと、英語の正しい発音が身に付くからです!
リスニングで英語が聞き取れない原因は、正しい発音を知らないことにあります。自分で正しく発音できれば、英語が聴き取れるというわけなんです!
また、スタディサプリには、TOEIC実践形式の演習問題が入っています。これを使って、シャドーイング・ディクテーションをすれば、よりTOEICの英文が聴き取りやすくなっていきますよ!
スタディサプリTOEIC L&R TEST対策コースは、今なら7日間の無料体験ができます。解約は1分程度で簡単にできるので、まずは使い始めてみましょう。
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TOEICの頻出文法を徹底的にやる!
TOEIC500点まで上げるには、TOEICの頻出文法を徹底的にやることが重要です。
TOEICで出題されやすい文法問題のパターンというのは、ある程度決まっているからです。
まず、いろんな参考書に手を出す前に、TOEICの文法対策に特化した1冊をやり込んだ方が良いです。
TOEICの文法を基礎からしっかりやるなら、「TOEIC(R) L&Rテスト 英文法 ゼロからスコアが稼げるドリル」がおすすめです!
この文法書は、TOEICスコアが300~400点台、またはリーディングパートが100~200点台の学習者のために作られたもので、レベルとしては最適です。
よく文法を勉強するために、分厚い参考書に手を出してしまう人がいますが、そういったものは、難易度が高かったり、TOEICとは関係ない文法が載っていて、効率が悪いです。
たとえば、有名な文法書に「一億人の英文法」と言うものもありますが、これはある程度の基礎がわかった上で、読む分には良いです。しかし、TOEIC500点を目指す人にとっては、ややレベルが高いです。
TOEICに出題されやすい基本的な単語を覚える
TOEICで頻出する単語に特化した、単語帳で勉強することもまた重要です。
TOEICで出題される問題は基本的にビジネスシーンを切り取ったものがほとんど。したがって、ビジネスに関連する単語が網羅された、単語帳を使うことがもっとも効率的といことになります!
おすすめは「TOEIC L&R TEST 出る単特急 銀のフレーズ 」です。こちらは、TOEICスコアが300〜500点の学習者を対象に作られています。
この本の良いところは、単語を1000個のフレーズで覚えられること。単語はそれ単体で覚えるよりも、それに関連する言葉や状況とセットで覚えた方が、より記憶への定着率も上がるからです。
TOEIC500点台を突破するための戦略
TOEICは、リスニングPart1~4、リーディングPart5~7の合計7つのパートに分かれています。
しかし、これら7つのパートは、それぞれ難易度が異なっているため、次のような順で点数が上がりやすくなっています。
リスニング:Part1 → Part2 → Part3 → Part4
リーディング:Part5 → Part7 → Part6
したがって、点数が上がりやすいパートから、対策をしていくことが、TOEIC500点を突破するための、近道になります。
次のパートに注力して勉強していくのが良いでしょう!
セクション | 優先するパート |
---|---|
リスニング | Part1, 2 |
リーディング | Part5, 7(シングルパッセージ) |
Part7はダブルパッセージなど、高度な読解力を必要とする問題も含まれているため、比較的、解きやすいシングルパッセージの問題に絞って対策をしていきます。
もちろん、他のPartはまったく対策をしなくても良い、というわけではありませんが、Part1, 2, 5, 7に比重を置いた勉強をすることが、TOEIC500点を突破する上で大切ということです。
ここからは、パート別に使える具体的な戦略を紹介していきます。
Part1:主語と動詞を聴きとることに集中
TOEIC Part1は、人物、乗り物、風景などの写真を見て、それに合う英文を4つの選択肢から選ぶ問題です。
TOEICの問題の中では、最も点数が取りやすいパートです。したがって、攻略法もかなりシンプルです。
とにかく、主語と動詞を聴きとることに集中する!
写真の内容は、人物、乗り物、風景ですから、基本的に、登場する人物やモノ、その動作や状態を把握すれば良いわけです。
登場人物、モノ → 主語
登場人物、モノの動作や状態 → 動詞
これらのポイントを抑えておけば、難しいことはありません。
関連記事:【全問正解!】TOEIC Part1 解き方のコツと効果的な勉強法
Part2:冒頭の3単語を確実に聴き取る
TOEIC Part2は短い英文を聴き、それに対する応答を3つの選択肢から答える問題です。
選択肢が少ないため、こちらもPart1同様、正答率を上げやすい問題です。
Part2は応答問題なので、基本的に疑問形で聴かれることが多いです。したがって、何を聞かれているのかを把握することが重要になってきます。
何を聞かれているかを把握するためのポイントは、冒頭の3単語を確実に聴きとることです。
たとえば、Where did he ~というふうに聞かれた場合、そこだけ聴き取れてしまえば、その答えは、彼がどこにいたかを表すものということがわかってしまうのです。
他に例を挙げると、次のようなものがあります。
How much is 〜 → (値段はいくらか?)
What did she 〜 → (彼女は何をした?)
When will the meeting 〜 → (ミーティングいつある?)
このように冒頭3文字で、聞きたい内容がほぼわかってしまうんです!
関連記事:【苦手克服!】TOEIC Part2が聞き取れない原因と対策まとめ
Part3/Part4:設問1を答えることに集中する
TOEIC Part3は会話を、Part4は説明を聞き、それぞれの内容に関する3つの設問に答える問題です。
正直、TOEIC500点を目指す人にとっては、けっこう難しい問題です。設問3つを全て完璧に答えようとすると、どれも中途半端で、3つとも不正解ということもあるでしょう。
なので、これらのパートでは、設問1のみに集中して、他の設問は余裕があれば答えるというような戦略をとった方が、正答率は上がりやすくなります!
設問1の内容を事前に読んでおき、音声の前半部分を集中して聴きます。前半は設問1に関する内容が含まれることが多いからです。
関連記事:【TOEIC Part3が聞き取れない?】効果的な解き方のコツ・勉強法
Part5:解くかどうか即断即決をする
TOEIC Part5は、短いセンテンス中にある空白に、文法あるいは意味的に適した、選択肢を答える問題です。
Part5はリーディングパートの中では比較的、簡単な問題が多いです。TOEIC500点を目指す人にとって、力をいれるべきパートになります。
Part5の問題は、文法の知識があれば、すぐにわかることが多いです。逆にいうと、ぱっと見て分からなければ、いくら考えてもわからないということです。
たとえば、歴史のテストで年号を問われて、すぐに出てこなければ、いくら考えても出てきませんよね?これと同じです。
そんなときは、じっくり考えることをやめて、次の問題に行った方が先決になります!
Part5を解くにあたって、文法の基礎を徹底的に勉強しておくことをおすすめします。
関連記事:【シンプル】TOEIC Part5対策|解き方のコツと効果的な勉強法
Part6:時間がなければ、飛ばしてPart7から取り組むのもアリ
TOEICのPart6は、短文の中にある複数の空欄に当てはまる適当なものを、4つの選択肢から選ぶ問題です。
問題数が少ないわりに、意外と時間がかかってしまうことが多いため、先にPart7から取り組むのもアリでしょう。
関連記事:TOEIC Part6が苦手な原因はアレ!【解き方・勉強法を徹底解説】
Part7:設問が2つのシングルパッセージに注力
TOEICのPart7は、シングルパッセージやダブルパッセージを読み、その内容に関する設問に答える問題です。
このPart7は、難問が多いのが特徴ですが、冒頭の方にある、設問が2つのシングルパッセージは、文章が短いので、かなり解きやすいです。まずは、ここに注力していきましょう!
TOEIC500点を目指している人は、おそらく後半のダブルパッセージの問題に到達するのは、なかなか難しいでしょう。
したがって、前半のシングルパッセージをメインにじっくり解いていくことをおすすめします。
関連記事:TOEIC Part7を攻略する勉強法 ・解き方【結論:精読です】
おわりに
今回は、TOEIC500点を突破するための戦略と勉強法ということで、長々と説明してきましたが、はっきり言って、TOEIC500点を突破することはそれほど難しくありません。
ぼくの友達で、300点台だった人が一気に600点台に上がった人もいます。
なので、TOEICスコアが200~400点台の人は、かなり伸びしろがあると言えます。本記事で紹介した戦略と勉強法を実践していけば、簡単に点数は上がると思います。
それでは、納得のいく点数が取れるよう頑張ってください。最後まで読んで頂き、ありがとうございました。